2015/03/11

UNIVERSIDAD SAN SEBASTIAN Day2


サンチャゴの市内にある私立のUNIVERSIDAD SAN SEBASTIAN に訪問しました。


入り口の写真。

Hugo Lavados教授に、チリの経済、医療の状況と問題点、今後の課題について講演をしていただきました。


経済状況
GDP: $250,000B
GDP Growth: 3.7% (2008), -1.5 (2009), 5.8%(2010), 6%(2011), 4.5% (2012)、2.0%(2014)
GDP per Capita (PPP): $20.000
GDP by sector: agriculture 10%, mining:20%, industry:20%, services: 50%
Inflation:3.0%
Unemployment:6.5%
Population:17.5 million (80% urban areas)

医療保険について

チリの保険は、公営の医療保険のFONASAと民営保険のISAPREというものがあります。
FONASA(public)はチリの一般の人が入っている保険で、さらに希望すれば、追加でISAPRE(private)に加入するというシステムです。

被雇用者は給与の7%を保険料として払います。

しかし、問題点は多く、FONASAは病院にかかるまで、かなりの時間がかかるとのことです。

例えば、怪我をしたとしても、診察を受けるのが6ヶ月後ということもあるようです。

そこで、お金持ちはエクストラのお金を払ってISAPREに入る訳です。

70%以上の人がFONASAで、15%程度がISAPREに加入しているとのことです。

問題は違法移民が増えてきているため、保険のカバーが難しいとのことです。

所得の格差が、医療の格差をも進行させています。

ちなみに平均寿命は世界29位の79.1歳(日本は世界一位の84歳)とのことです






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