2013/07/25

MBA出願者、Harvard、海外研究留学志願者としての資質を高める

MBAのトップスクール合格やHarvard大学に研究留学するためには、TOEFLやGMATのスコア、論文のIF(impact factor)以外にもたくさんのものが必要になります。

私たち日本人の多くは、留学対策に日本の大学受験のような試験至上主義の経験をもとにしてしまいがちです。

しかし、MBAのアプリケーションや、留学の基準は、テストの点数だけでなく、エッセイやインタビューなどで表現される、出願者の職務や、人生の経験が基準にされます。

Experienceを豊かにする
これはMBA、研究留学ともに重要です。では、どのようにして職務経験や人生の経験を豊かにするのでしょうか?

例えば、医師の場合であれば、レジデントやナース、コメディカル向けに勉強会を開催するとか、国際保健のボランティアに参加するとか、リーダーシップやマネジメント能力を発揮し、チームや、組織、世界に貢献することで経験を豊かにすることができます。

私の場合は、流行性角結膜炎の勉強会の開催、大学院生の研究勉強会の組織化、Young Ophthalmologist Updating Seminarの創立、WHO Prevent of Blindnessへの参加、中国雲南省への予防接種の調査、日本人高校生のハーバード大学ラボ見学ツアーの運営、医療系インターン生へのキャリア紹介の講演、母校の江戸川学園取手高校での医師という仕事についての講演、高校、医学部でのテニス部キャプテン、テニス部同窓会の運営など、積極的に、戦略的にリーダーシップを発揮することで、人生の経験を豊かにすることに努めてきました。


このようなことは打算的と捉えられがちですが、後で見直すと知らないうちに行ってきたことも結構多いことに気づきます。しかしながら、普段からこのようなリーダーシップを心がけることで、Executive MBA 受験のためだけでなく、自分自身の経験が豊かになることは、悪いことではありません。


つまり、すべての行動を自分のキャリアゴールに向かうためにステップとしていかなければなりません。

業績をのばす
この点は研究留学であれば特に重要になります。研修医の頃から機会があれば進んで、学会発表や論文を作成しましょう。なぜなら他人が評価できるのは業績によるところがどうしても大きな割合をしめてしまうからです。

また、医師の場合はなじみが薄いですが、TOEFLは早くから勉強しておいて損はないでしょう。できれば、大学生の頃から時間を見つけて勉強しておくと、留学やフェローシップ取得の際に大きなアドバンテージとなります。

その他には、大学生の頃から、将来希望する研究室にインターンに参加することをお勧めします。どのようなラボなのかは実際に生活してみないと分かりません。また、インターンでがんばれば、将来そのラボの教授が推薦状を書いてくれるかもしれません。

推薦状
MBA受験であれ、研究留学であれ、2-3通の推薦状が必要になります。現在の上司や、今までお世話になった方にもお願いする可能性が出てきます。しかも、英語で作成していただかねばなりません。
上述のように人よりも一歩抜きん出た行動をしていれば、推薦状を執筆する方も書きやすいのはいうまでもありません。
普段から、将来推薦状で何を書いてもらうかをある程度念頭において、戦略を立てる必要があるでしょう。



0 件のコメント:

コメントを投稿