2013/04/13

時間有効利用術

先日は日本に帰国していまして、学会出席、フローサイトメトリーのインストラクション、眼科アプリの仕事、インターン学生への講演等を行ってきました。

学生からの質問の中で、忙しい中で、どのようにして目標を達成していくか?
という質問がありました。

目標の達成のためには時間を有効に使う必要があります。
そこで、私の時間を有効に使う心構えについてシェアさせていただければと思います。


例えば、私の場合であれば、昨年は眼科専門医試験、博士課程の博士論文の作成、それから、通常の仕事などとても忙しい1年間を送らせていただきました。

しかし、昨年は大変充実した1年となりました。
無事、専門医合格、博士課程修了と目標を達成することができたからです。

それには日頃から気をつけていたことがあります。


まず1つ目は、「スキマ時間」を全て使うことです。

私たちの1日の生活の中には待ち時間など無駄な時間が案外あるはずです。
そこで、私は必ず、この貴重なスキマ時間を有効に使うためにいくつかの仕事を持ち歩きます。

例えば、エレベーターを待っている時間に読書をしたり、メールの返信や簡単な書類に目を通します。外来の検査の待ち時間にも論文を読んだり、書いたりすぐできるようにしています。

このようにスキマ時間を絞り出す事で、1日あたりの換算すると多くの時間を創作することができます。

2つ目は優先順位の決定です。私はこれを救急外来使われるトリアージから、デイリートリアージ(DT)と呼んでいます。

災害の時の救急外来ではトリアージタグというものを使って、救急患者を優先度順に分類します。
例えば、赤は最優先、黄色は優先、などとタグ付けをして可視化することで効率性をあげます。

私も同じように手帳にTO DOを作成し、色づけをすることで、その日のTO DOを順位化して、やらなくてもいいことに時間を割かないようにしていました。

最近はiphoneのアプリが充実していますので、TO DOアプリに、今日やらなくてはいけないこと、今週中にやらなければいけないこと、期限無しに分けて、するべき事の可視化を行うことで、時間の無駄を避けています。

3つ目は職場の側に必ず住むことで、移動時間をほとんどなくすとともに、少し空いた時間で、家事をしたりできるようにしています。

例えば、家も職場から10分以内のところに住む事を心がけています。
すると、研究中で1時間間が空いた時に家に帰って家事をやってまた戻ってくることが可能になります。

他には夜中まで実験が及んでも待ち時間に、いったん家に帰って、食事をすることもできます。

移動時間をできるだけ少なくし、なおかつ、スキマ時間を有効に使う事ができます。
しかし、住居の問題は家族との折り合いもありますし、簡単にはいかないことも多いと思いますので、参考までに。



また、私は、人と会う予約やテニスの試合などの予定は先に確保するようにしています。
モチベーションは仕事効率を上げる上でもっとも大切と考えていますから、週末にテニスの試合があれば自ずと週末に仕事がずれ込まないようにがんばろうと思うわけです。


以上が私の時間有効利用のTacticsです。
もし参考になれば幸いです。

Takenori Inomata, M.D., Ph.D..


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